おまけのおもちゃ

 少し以前に大人の間でも“食玩”がブームになったように、最近ではお菓子のおもちゃでもキャラクターものがあったりしてなかなかにぎやかになっています。スーパーマーケットのお菓子売り場で子どもにせがまれているお父さんお母さんを目にすることもよくあります。
 こうしたおまけつきのおもちゃはおもちゃとしては安いものですが、お菓子としては少し高い価格設定になっています。ですから普段のおやつとしてではなく、ちょっとしたおもちゃとしてたまに買ってあげるのが良いと思います。
 また、最近のおまけのおもちゃには以前にはなかった特徴があるものが少なくありません。それは、テレビのキャラクターもののおもちゃで明らかですが、正規のおもちゃの最廉価バージョンという特徴あるいは位置づけが与えられているということです。
 どういうことかというと、例えばテレビ番組のキャラクターが使用しているアイテムで“〜ステッキ”というものがあるとします。それを再現したもので、おもちゃ会社が製造した正規品は、効果音を発したり光が付いたりします。一方でお菓子のおまけは、同じアイテムを再現したとしても、大きさが小さくて音や光も発しないただ形が同じというだけのもの、といった具合です。
 私はこの点におまけのおもちゃの価値を認めます。販売メーカーからすれば廉価版を正規版の購入につなげることが目的なのでしょうが、子ども特に小さな子どもは必ずしもそういう思考の展開をしないように思います。つまり、おまけのものでも結構満足するものなのです。良く言えば、おもちゃの機能の不足を想像力によって補っていると言えるのかもしれません。
 そして、大概の場合はしばらくすると飽きてしまうものであり、そうして飽きてしまったものに関しては玩具売場で正規品を見てもそれほど欲しがらないものです。逆に言えば、飽きずに廉価版で遊んでいるようなものに関しては、誕生日などに正規品を買ってあげれば良いのです。
 我が家の娘にはこうした方法でおもちゃを買ってあげました。実際に、おまけから始めて正規品の購入に至ったものもありましたし、おまけのみで終わったものもありました。

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